今夏は猛暑日続きで、上大島キャンプ場の野草にも変化が出ています。
一つ目、「ヒガンバナ」はお彼岸に合わせて咲き出しましたが、その数は例年より
大幅に少なく、逆に花期が長いようです。
二つ目、「イヌガラシ」というアブラナ科の野草は、4~6月あたりが花の時期で
すが、9月下旬でも写真の通り、咲き続けています。
利用者の環境向上として、草刈りを年4回以上実施していますが、野草はそれをかい
くぐり、目立たないところで生き延びています。めげない秋の野草をご紹介します。
・ヒガンバナ(彼岸花、別名=曼殊沙華 ヒガンバナ科) 秋分の日に合わせ、義理 堅く芽を出し、咲き誇ります。キャンプ場の土手面に繁茂します。
・イヌガラシ(犬芥子 アブラナ科) 一般に4~6月ごろ花期を迎えるので春の野草と思っていましたが、ある資料では秋野草に分類。名の由来は、カラシナに似ているが役に立たないというので「犬」を付けたという。しかし、おひたしやあえ物など食用になるので、和名は返上させてやりたい。松林エリア中央の斜面にひっそりと生える。
・イノコズチ(猪子槌 ヒユ科) 「ひっつきむし」というと“ピン”とくると思います。果実が成熟すると、衣服などにひっついて、いやですね! 中央広場や生垣のかん木脇に繁茂しています。
・オカトラノオ(丘虎の尾 サクラソウ科) 花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がっているところから命名。管理事務所脇で、ヒガンバナと一緒に咲いています。
・チカラシバ(力芝 イネ科)力いっぱい引っ張っても抜けにくいことから命名。松林エリア中央付近に多い。
・ススキ(薄 イネ科) 会員有志が、管理事務所前に、中秋の名月(9月29日 満月)にちなんで河原からススキを頂戴し、団子やサツマイモなどの「丸い物」をお供えし、ご利用者や関係者の安全と繁栄を祈願しました。
なお一層のご利用をお待ちしてま~す。